【@406 : C/net、NikkeiMAC.COM】
AppleはCupertinoの本社でプレスカンファレンスを行い、Mac OS X Serverの出荷の開始と価格の発表を行った。また、Mac OS X Serverのコア部分のオープンソースリリース「Darwin」もあわせて発表した。
www.apple.com/macosx/server
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記者会見には、オープンソース宣言書の「The Cathedral and the Bazaar」の著者であるEric RaymondとApacheの共同創始者であるブライアン・ベーレンドーフも参加した。
UNIXをMac OSに統合したMac OS X Serverの価格は1月にJobsが発表した$999から$499になった。これには無制限のクライアントライセンスが含まれる。
「われわれのカスタマーはAppleの最初のモダンサーバオペレーティングシステムであるMac OS X Serverに興奮している」とAppleのiCEO、Steve Jobsは語る。「Mac OS X Serverは信じがたいほどパワフルなWebサーバで、それを$499という価格でリリースすることで、数百万の教育やビジネスに携わるMacintoshカスタマーに強力なパワーを提供できる」
Mac OS X ServerはすべてのPowerMacintosh G3、Macintosh Server G3に対応しており、ブルー&ホワイトG3に最適化されている。Mac OS X Serverには、64MBのRAM、1GBのHD、CD-ROMドライブが必要。なお、Serverのワールドワイドでのリリースは数カ月以内に行われるようだ。
今回リリースされたServerにはメールサーバが含まれていないが、Appleでは「強力なメールサーバ」をあとでバンドルするという。
AppleはMac OS X Serverのコア部分のオープンソースリリースによって、ソースコードをオープンソース化し、ソフトウェア戦略の基盤にする最初のメインストリームOSプロバイダとなった。その最初のコードのリリースは、「Darwin」と呼ばれる。
「オープンソースの動きはOSの発達に革命をもたらしている。そしてAppleがOSのコアをオープンソースデベロッパに公開する最初のメジャーOSプロバイダになることで業界をリードしている」とAppleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長、Avie Tevanianは語る。「われわれはMac OS X製品の機能やパフォーマンス、クオリティを高めるためにオープンソースコミュニティと作業することを楽しみにしている」
Darwinのリリースは数週間以内に行われ、DarwinのWebサイト(www.publicsource.apple.com)で登録を住ませたデベロッパは無料でコードをダウンロードできる。最初のリリースにはMach 2.5マイクロカーネルの拡張、BSD 4.4オペレーティングシステム、AppleTalk、HFS+ファイルシステム、NetInfoデータベースなどが含まれるという。
今回のリリースには、、ユーザインターフェースや、NetBootなどは含まれない。Jobsによれば、Appleは今後も追加のコンポーネントをオープンソース化することを検討しているという。
Appleのオープンソースプロジェクトに参加するためには、AppleのWebサイトでライセンスに同意し、Appleオープンソースコミュニティのメンバーとしてユーザネームとパスワードを登録する。AppleはこのWebサイトを、オープンソースによる開発のガイドや支援をするためのフォーラムとしても使用していく。
AppleはMac OS X Serveに関する、オープンソースデベロッパやその他のソフトウェア開発者からの談話も掲載(Mac OS X Server Supporting Quote Sheet)している。
この記事はプレスリリースに加え、C/netやNikkeiMAC.COMを参考にしている。
■ Press Release:
Mac OS X Server Now Shipping
■ Press Release:
Mac OS X Server Embraces Open Source With Launch of Darwin
■ Press Release:
Mac OS X Server Supporting Quote Sheet
■ Mac OS X Server:
写真およびスクリーンショット
■ Mac OS X Server:
オリジナルのプレスリリース(1月)
■ Mac OS X Server:
製品情報
■ Apple:
Darwin(Public Source)
【@484 : MacNN】
AppleがQuickTime for Javaのベータ版をリリースしている。
■ Download:QuickTime for Java
【@484 : NoBeige】
NoBeigeが「Eight Ball」iMac(Rev.D)のプロトタイプのイメージを掲載している。
また、NoBeigeによれば、Eight Ballのスペックは:
* 300Mhz G3/512K バックサイドキャッシュ
* 64MB RAM
* 17インチダイアモンドトロンモニタ
* DVD-ROM/S-Video出力とコンポジットのビデオカード
* 8GB HD
* ひとつのFireWireポート
* 2つのUSBポート
* USBキーボードと新しいUSBマウス(ツインボタン?)
* SRSステレオサラウンドスピーカ
* 傾いたり、回転する
【@524 : MacCentral】
MacCentralがOpenDoc/Cyberdogに関する3つのレポートを掲載している。
それによれば、www.cyberdog.orgのWebマスターが、Appleからソフトウェアの配布の許可を得たという。また、Newsグループも開設されている。
IE3互換のブラウザエンジンをCyberdogに提供するソフト「Blake」のKantra SoftwareのSteven Rousseyは、現在Blakeの開発は中止されているが、必要なら、アップグレードするという。
一方、OpenDocやCyberdogのMac OS Xなどにおける未来が3つめのレポートには書かれている。OS XのBlue Box上で、OpenDocやCyberdogは動作はするようだ。しかし、その将来はあまり明るくないようだ。
■ MacCentral:OpenDoc/Cyberdog: Users are 'in the doghouse now'
■ MacCentral:OpenDoc/Cyberdog II: Blake to continue as 'labor of love'
■ MacCentral:OpenDoc/Cyberdog III: Services, Mac OS X, and the future