最新の記事もう少し古い記事 |この記事は、 2000 年 5 月の記事です
May #5

May 23rd (Tuesday)

Updated 18:50 p.m.

@445 : MacCentral ||  Id Softwareの Graeme Devine がUsenetのニュースグループ comp.sys.mac.games.action に投稿したメッセージによれば、Mac OS X バージョンのQuake 3 Arenaは来週リリースされるという。MacCentralが伝えた。

 Id Softwareは、Quake 3のMac OS X 版の開発をOmni Developmentとともに行ってきており、このMac OS X バージョンは500MhzのG4上でMac OS 9より10fpsほど高速に動作するという。

 またDevineは、クライアントだけでなく、Mac OS X で動作するQuake 3のエディタの開発も行っていくつもりであることを示唆している。もしこれが行われれば、MacユーザははじめてQuake 3 Arenaの編集ツールにアクセスできるようになる。

 DevineはMac OS X について「Mac OS X での開発がOS 9よりも簡単なのには、いくつか理由があるが、Id にとって最も大きな理由はOS Xのもとが、我々がかつてよく利用していたNeXTSTEPであるということだ」と語っている。


@440 : MacNN ||  RealPlayer 8のベータ版がリリースされている。新しいラジオチューナーやオーディオのビジュアル効果、QSound社のiQfx 2.0を使った3Dステレオ効果などの機能を搭載している。またRealNetworksは、AOLとOutlook Expressを抜き、RealPlayerが4番目に広く使われているソフトウェアになったと発表している。

■ RealNetworks:RealPlayer 8 beta

Updated 13:50 p.m.

@227 : MacOS Rumors ||  円形マウスに変わる新たなApple製マウスについて、MOSRも伝えている。

 それによれば、このマウスは楕円形でトランスルーセントだという。そしてボタンがまったくなく、側面を強く握ったり、前後あるいは左右を下に押すなどすることで内部の「クリッカー」が動作する仕組みになっているという。それぞれの動作が違った意味を持つため、ホイール付きの4ボタンマウスをはるかに超えてしまうという。

 詳細ははっきりしないが、「左」がクリック、「右」がcontrol+クリックの役割になり、スクロール(押す強さでスピードをコントロールできる)やウィンドウの最小化も行えるという。またIntelliMouseのような光学式バージョンもあるという。

 このマウスは7月のMacworldで発表されるかもしれないという。


@233 : MacOS Rumors ||  MOSRに寄せられた情報によれば、Mac OS X のベータ版や正式版の1.0では、BSD UNIX 4.4レイヤーの大部分が含まれるが、一般のユーザはUNIXのターミナルにアクセスできないという。

 WWDCの「Core Foundation Advanced」セミナーの中でApple側が明らかにしたという。

 ベータ版や正式版では、UNIXのレイヤーのうちグラフィカル環境やシステムコアに関連のないコンポーネントのほとんどや、セキュリティリスクを起こすものはデフォルトでシステムから除去されるとみられている。

 しかし自由にダウンロードできるDeveloper Toolsには、完全なBSDレイヤーやTerminal.appが含まれるはずだという。

Updated 12:50 p.m.

@189 : San Francisco ChronicleBizTech ||  IBMは、SOI(silicon-on-insulator)半導体技術を持つプロセッサを搭載したサーバマシンを発表した。

 SOI技術とは、絶縁膜の上にシリコンの薄い層を設けるもの。IBMによれば、チップの速度を20から30パーセント高速化できるほか、消費電力も小さくできる。

 IBMはこのSOIを採用したチップを搭載した、同社のAS/400シリーズの新モデルを発表している。一方で、チップの消費電力を少なくできるこの技術はモバイルコンピュータにとって大きな意味を持つ。

 San Francisco Chronicleによれば、IBMのスポークスマンはSOI技術がAppleにも提供されるとしている。詳細は明らかではないが、このスポークスマンはSOIを搭載したポータブル機器が今年登場するとしている。

Updated 0:00 a.m.

@641 : MacCentral ||  MacCentralによれば、Adobeの“Flashキラー”であるWebグラフィック・アニメーションツール「LiveMotion」が発売された。価格は$299。また製品が発表された3月以降、パブリックベータ版のダウンロードは360,000を超えたという。


@639 : MacCentral ||  MacCentralによると、DragThingの開発にあたっているTLA Systemsの James Thomson は、Mac OS X 版のDragThingが開発中で今夏にリリース予定であることを明らかにしている。


@633 ||  一時150ドルに達したAAPL株は、最近のNASDAQ市場の下落の影響も受け、5月に入って株価は100ドルを割る展開になっている。金曜日の終値は前日比6.75ドル安い94ドルだった。

 なお、この金曜日の終わりにAAPL株を所有していた株主は、AAPL株の株式分割に伴い、6月21日に新たに一株受け取ることができる。またこれによりすべてのAAPL株の株価は5月19日の半分の価格になる。


Updated 0:10 p.m.

@632 updated@171 ||  What's new at Apple

iMacデモ展示販売店リスト(更新)
iBookデモ展示販売店リスト(更新)
■ 「Final Cut Pro体験コース」の6月のコーススケジュールを追加


May 19th (Friday)

Updated 20:55 p.m..

@535 : MacNN ||  MacNNのレポートによれば、AppleのMachカーネル開発チームの Jim Magee は、WWDCのMac OS X カーネルのセッションで、Mac OS X はMachカーネルとBSDレイヤーなしでは動作しないと述べた。またAppleはMachカーネルをVelocity Engineに対応させるための努力を行ってきたという。

Updated 18:52 p.m..

@420 : Macwelt ||  Mac OS X DP4では、DP3を試用したデベロッパ等からのコメントを取り入れて、FinderやDockが改良されている。この変更点について、Macweltが伝えている。

▼ ウィンドウの表示に関する柔軟性:
 カラムやリスト、アイコンといったウィンドウの表示に関する設定をそれぞれのウィンドウごとに個別に設定できるようになった(これまでは全てのウィンドウに反映されていた)。またツールバーをメニューコマンドによって隠せるようになった。

 また新しいFinderでは、ダブルクリックしてフォルダを開いても新規にウィンドウが開くことがないが(クラッターを削減)、Altキー(optionキー)を押しながらダブルクリックする事で現在のFinderのように新しいウィンドウで中身を表示することが可能であるという。

 また、DP3でウィンドウの背景に画像を貼り付けることができたのに加え、DP4では背景色を設定することが可能になった。これらも個別のウィンドウごとに設定できる。デスクトップの背景画像もMac OS 9と同じ方法で設定できるようになった。

▼ 挿入したメディアをデスクトップに表示可能:
 CD、DVDなどのメディアを挿入したときに、デスクトップに表示させることが可能になった。これまではいちいちFinderで「Computer」(ルートディレクトリ)を開かなければならなかった。

▼ 再構成されたDock:
 Dockには、アプリケーションとドキュメントの間に区切り線が入った。アプリケーションは区切り線の左側に、ドキュメントは右側に表示される。またDockに入るのはオリジナルのファイルではなく、オリジナルへのリンクだという。リンクをDockから外に出すと、Newton OSでおなじみだが、爆発して消える。

▼ 最前面のアプリケーションの名前が表示される:
 メニューの左端にプログラムの名前が表示されるようになった。


@448 ||  Mac OS X DP4では、メニュー左端のアプリケーションメニューがアイコンからプログラムの名前を表示する方法に変わった。Appleが公開しているAquaインターフェースのレイアウトガイドライン[PDF]によれば、このときメニューに表示されるアプリケーションの名前は最高16文字の“short application name”で、デベロッパーは(アプリケーションメニューの)横幅が128ピクセルを超えないようにしなければならないという。

Updated 18:10 p.m..

@420 : MacSurfer's Headline News ||  Holy Mac!が、Mac OS X DP4をスクリーンショット付きでレポートしている。

■ Holy Mac!:OS X DP4 In-depth Look With Screenshots


@376 : X Appeal ||  X Appealが、月曜日にWWDCで行われたAquaに関するセッションをレポートしている。

 セッションはAppleのヒューマンインターフェースチームの長である Don Lindsay によって行われた。この中でAquaというインターフェースの「設計目標」が語られた。それは次のようなことだという:

* Macの使いやすさをベースにした色鮮やかで楽しく、有益なユーザインターフェース −よりシンプルに、かつ全てのユーザにとって満足できるもの
* 強力なアイデンティティ(同一性)の提供

 また、トランスルーセントやカラーは、理由のない眼を引くための単なる装飾ではなく、何らかの意味を持たせるために使われているという。たとえば、トランスルーセントはメニューやダイアログなど“すぐに表示されて消えるもの”に使われ、カラーはタイトルバーのコントロールや限定された一部の部品に対して使われているという。

 そして総合的に、AquaはMac OS 9の左寄せの配列に対して「中央をベースにした配列」になっているという。

 このAquaインターフェースは、タスクへの集中、モーダル(以前のダイアログのように作業を中断させてしまうようなもの)の減少、クラッター(画面をウィンドウでいっぱいにしてしまうなどの乱雑さ)の管理機能の向上がはかられている:

* アクティブでないアプリケーションのウィンドウをクリックしたとき、そのアプリケーションの別のウィンドウまで一緒に前面に来てしまうことがなくなる
* ウィンドウの上部からスライドしてくる「Sheet」
* クラッターを削減し、アクセス頻度が少ないものの表示やコントロールを行う「Drawer」(Mac OS X に付属するメールソフト、Mail にみられる)
* アプリケーションメニューと、ウィンドウメニュー
* 「シングルウィンドウ・モード」

Updated 16:58 p.m..

@363 : AppleInsider ||  AppleInsiderによれば、評判のあまり良くなかったAppleの円形マウスはまもなく“絶滅”し、ワイヤレスマウスに置き換えられるという。

 それによれば、Appleは利益が伸び続けているため、研究開発にかける予算を増やして“クール”な技術の開発を行っているという。その例がAirPortであり、そして今ワイヤレスマウスが開発されているという。

 ワイヤレスであることに加え、AppleのVG6(Valley Green Six)工場で開発されているこの新しい周辺機器はMicrosoftのIntelliMouseと同じ光学技術をベースにしているという。

 ほとんど完成したプロトタイプを知る情報筋は、この新しいマウスには従来のマウスボタンがないとしている。ある情報筋は、マウス自体を強く握ったり下に向かって力を加えることでマウスを機能させるともしているが、この情報ははっきりと確認できてはいないという。

 新しいAppleブランドのワイヤレス光学マウスのプロトタイプはGraphiteカラーになっていて、Power Mac G4の将来のモデルに付属する見込みだという。情報筋は、今年のMacworld New Yorkでの発表をほのめかしているという。

Updated 16:30 p.m..

@352 ||  AppleScript Update 1.4.3がリリースされている。Mac OS 9用。北米英語版。

 このバージョンでは次の問題が修正されている:
* スクリプト編集プログラムのパフォーマンスがCarbonLib 1.0.2の影響を受ける
* 複数のスクリプトを同時にコンパイルしようとするとクラッシュする
* 「マウント」コマンドが、NTやMac OS XなどAppleShare以外のボリュームをマウントできない

■ Download:AppleScript Update 1.4.3

Updated 0:00 a.m..

@656 ||  Appleは、デベロッパ用ドキュメント「Mac OS X System Overview」と「Aqua Application Layout Guidelines」をPDFで公開している。

■ ADC:Mac OS X Developer Documentation


@661 ||  AppleはMac OS X DP4用のIPv6およびIPsecソフトウェアのプレリリース版をADC Software Seedingサイトからデベロッパに配布している。Mac OS X でIPv6およびIPsecを利用するための新しいカーネル、ヘッダ、ライブラリ、ツールが含まれているとのこと。


May 18th (Thursday)

Top News.

@450 ||  WWDCにおいて、現地時間火曜日の夜、今年のApple Design Awardsが発表された。

 当初、4つの部門それぞれの受賞者には賞品としてPower Mac G4と17インチのモニターが予定されていたが、Power Mac G4の最上位機種とApple Cinema Display二変更された。また各受賞製品と次点になった製品には「Apple Design Awards」のロゴを使うことができる。

 今年、最も多くの部門にランクインしたのは Always Thinking の「Thinking Home」だった。同製品は「ベストAppleテクノロジー アドプション(Appleの技術をうまく利用している)」部門を受賞したほか、「最も革新的な製品」および「ベスト・Macユーザーエクスペリエンス」部門でも次点に入った。

 Thinking Homeは、Mac専用のホーム・オートメーションソフトウェア。QuickTime、Apple HTML Help、AppleScript、Speech技術を用いており、人が歩いてくるとそれを感知してライトをつけたり、目覚まし時計が止められるとコーヒーメーカのスイッチが入るといったように、家庭内における自動化を実現する。審査員は、使いやすく設定も簡単であることを評価した。

 Totally Hip SoftwareのQuickTimeオーサリングツール「LiveStage Professional」は「最も革新的な製品」部門を獲得、「ベスト・Appleテクノロジー アドプション」においても次点に入った。

 「最も優れたMacユーザーエクスペリエンス」部門を獲得したのは、Tom Snyder Productions の「Math Mysteries: Measurement」だった。これは同社にとっても驚きの受賞だったという。彼らは「テクノロジーアドプション」での受賞を予想していたからだ。Math Mysteriesのインターフェースは、石器時代が舞台のテレビアニメ「フリントストーン家の人たち」に幾分にていて、ワイルドで風変わりである。しかしこのインターフェースは先生・生徒双方を魅惑し、楽しませ、教育するものになっている。このインターフェースは、70年代に同社が出した、似た名前のApple II 用ゲームがヒントになっているという。

 昨年も賞を受賞しているREALbasicは、今年も「最も優れたMacユーザーエクスペリエンス」の部門で次点を獲得している。

 そして、「最も優れた新製品」部門を獲得したのは、IBMのViaVoiceだった。審査員は、音声認識ソフトがついにMac市場にも登場したことの重要性をあげた。IBMによれば、この製品は単にWindowsバージョンの製品を移植したものではなく、ユーザエクスペリエンス等に関するAppleの仕様にあわせて一からつくりあげたものだという。

■ Apple:Winners named for Apple Design Awards

Updated 21:10 p.m.

@543 : NikkeiMAC.COM ||  NikkeiMAC.COMによると、Internet ExplorerとMRJなどのJava仮想マシンの問題により、Webに掲載された情報を盗むことが可能になってしまうセキュリティホールが発見されたという。

 このセキュリティホールは、「Javaアプレットは、アプレットが置かれていたホストとしか通信できない」という制約がある条件のもとでは破られてしまうというものだという。MRJ 2.2とInternet Explorer 5以外のブラウザの組み合わせではこの問題はなく(なぜIE5でこの問題が起こるのかは不明だという)、またNetscape Navigatorにもこのセキュリティホールはないという。

 NikkeiMAC.COMの記事は、Internet ExplorerのユーザはJava機能をオフにした方が良いとすすめている。

Updated 20:45 p.m.

@530 ||  AppleがHot NewsにWWDCのSteve Jobsの基調講演のレポートを掲載している。6ページ構成のレポートは、そのほとんどが基調講演でのJobs自身の言葉からなっている。

■ Apple:Hot News - WWDC: Steve Jobs keynote address


@531 : Macworld ||  Macworldが、Microsoft Office 2001 Macintosh版に搭載されるPIM機能を紹介している。Officeに強力に統合されているこのソフトウェアの正式名称は決まっていないが、コードネームは「Alpaca」だという。

Updated 18:30 p.m.

@415 : ZDNN ||  ZDNNによれば、AppleはWWDCの「Game and Mac OS X」セッションで、GameSprockets APIのほとんどがMac OS X では提供されないことを明らかにした。

 以前、Appleは、GameSprocketsをCarbonで提供するとしており、今回のセッションはデベロッパーが予想していたものとまったく違うものになっった。GameSprocketsは、ネットワーキングやグラフィック、サウンド、入出力などの機能を提供するゲーム用のAPIである。

 情報筋によれば、GameSprocketsのうち、NetSprocket、InputSprocket、SoundSprocketはMac OS X に含まれないという。またグラフィック用のAPIであるDrawSprocketは含まれるものの、解像度の選択機能しか持たないという。

 テキサス州のゲームハウス Westlake Interactive の社長である Mark Adams によれば、GameSprocketsの大部分がなくなったことで、Mac OS X 用のゲームソフトウェアを開発しようとしているデベロッパは、GameSprocketsの機能を実現するコードを自前で書くか、“少なくとも、Mac OS X が持つ機能を利用するように書き直す”ことが必要だという。

 しかしAdamsによれば、もっとも悩ませるのは、GameSprocketsを利用するように書かれているゲームは、Mac OS X のClassic環境でさえ動かないことだという。「大きな問題は、古いそして既存のゲームがMac OS X で動作するのかということだ。私にはわからない。SprocketsやRaveといったものがClassic環境で動作するかということさえわからない。もし動作しなければ、それは多くのゲームを締め出すことになる」

 今回のセッションでは、GameSprocketsにかわるAPIについても明らかにされたようだ。そのうち「Human Interface Device」というInputSprocketsにかわるマネージャでは、キーの設定やジョイスティックの調整用のインターフェースをデベロッパが独自に作成することができるという。Adamはこれについては評価している。

 「マイナス面は何かというと、古いゲームを書き直したり、Mac OS 9とMac OS X 用に二つのバージョンを書かなければならない必要があることだ」


@430 ||  What's new at Apple

Multimedia Update 1.0[北米英語版]
Mac OS 9用。Apple Audio ExtensionやATIドライバの新バージョン。Software Updateコントロールパネルからも入手できる。

Apple and Wolf Camera Team Up to Offer Complete Desktop Video Experience



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