【@390 : MacWEEK】
日本のMacデベロッパにとって、とてもうれしいニュースである。日本のソフトメーカーである
コーシングラフィックシステムズが、Apple Design Awardで、「Best Apple Technology Adaption」を受賞した。MacWEEKが伝えている。
受賞したソフトは「キューティマスコットJr.」。QuickTimeのような先進的なテクノロジーを効果的に利用したことが評価されたという。
作者である小池邦人さんは、「とにかくうれしい」と興奮しながら喜びを語っていたという。Design Awardが、Macのデベロッパにとって、とても権威ある賞。
【@405 : MacCentral】
Appleは今週行われているWWDCで、PowerPC G4に関する情報もいくつか公開したが、この新しいCPUの登場は近いかも知れない。
MacCentralの伝えるところによると、PowerLogixのスポークスマンはMacCentralに対し、同社がすでにG4アップグレードカードの設計を終えており、Motorolaからのチップのプロトタイプを待つだけの状態であることを伝えた。
PowerLogixのマーケティングコーディネーター、Robin Sharpは、「最新の情報は、今月終わりか、来月の初めにわれわれがMotorolaのG4を入手するであろうということだ」と語っている。Sharpによれば、PowerLogixはMotorolaから予定どおりにプロトタイプが受け取れれば、G4アップグレードカードは今年秋にも発売されるという。
【@415 : MacTimes】
Webサイトも閉鎖され、開発が終わってしまったCyberdogだが、今もそれを使い続けているファンも多い。そんな根強い人気を反映してか、CyberdogやOpenDoc関連ソフトウェアのCD-ROMを販売するサードパーティーも登場した。
Apollo 2000は、Cyberdog関連ソフトを収録したCD-ROMを$29.95で販売すると、MacTimesが伝えている。またApolloは、Cyberdog 2.0、OpenDoc 1.2.1のダウンロードサービスも行っている。
このCD-ROMには、Cyberdog 2.0、プラグイン、OpenDocコンポーネント、デザインツール、チュートリアルなどが含まれている。またApollo 2000はCyberdogやその他のOpenDocソフトウェアにたいし、無制限のテクニカルサポートを行うという。
このCD-ROMはCompUSAなどのほか、ApolloのWebからオンラインで注文できる。
【@425 : MacOS Rumors】
8.6がリリースされたばかりだというのに、次の話をするなんてすこし気が早すぎるかも知れないが、MOSRがSonata(Mac OS 8.7)の詳報を伝えている。
Sonataは、複数のユーザーによって1台のマシンを共有することができる。ログイン画面は起動時に表示される(または他のユーザがログアウトした後もログイン画面に戻る)。またユーザが1人の場合はログインは自動的に行われるという。それぞれのユーザが違ったアピアランス、アプリケーション、ファイルへのアクセスでコンピュータを使うことになる。もちろん、オーナーや管理者はすべてを管理することができ、その他のユーザのアクセスレベルを設定できる。すべてのファイル、特にコントロールパネルやシステム、アプリケーションは読み込み専用や不可視にできる。またこれらをコントロールするセキュリティー機能はMac OS Xで使われるものとよく似ているという。また興味深いことには、ユーザは声紋によってログインが行えることだ。
Sonataはビルトインの暗号化技術も持っているようだ。セキュアWebサイトへのアクセスなどに必要となるデータキーは暗号化されてシステムに保存されるという。そのため、これらのデータを本人以外が使うことができなくなるという。加えて、Sonataはファイル暗号化ユーティリティも搭載されているという。これはシングルファイルからドライブまであらゆるものを含むことができるアーカイブで、そのロックやアンロックにはパスワード(パスフレーズ)が用いられるという。
またSonataは、Carbon APIのサポートを搭載する。さらに新しいSprocketsやOpenGLによって、Sonataのゲーム関連テクノロジーは大きく改善されるようだ。
Sonataでは、ファイル共有やプログラムリンクが現在のAppleTalkに加え、IPプロトコルでも行えるようになる。
【@445 : MacNN】
Mac OS X Server(Darwin)やQuickTime Streaming Server(Darwin Streaming Server)に続いて、3番目のオープンソースプロジェクトが登場した。
今回Apple Public Source Licenseのもとでリリースされたのは、「OpenPlay」というソフト。これはMac/Windows用の、ネットワーク抽象レイヤー(abstraction layer)で、マルチプレイヤーゲームなどのプログラムの作成を簡単にするもの。すでにBungie Softwareの「Myth: the Fallen Lords」などで使用されているという。またMacNNによれば、将来的には、LinuxやBeOSにも移植されるようだ。
■ Apple Public Source:OpenPlay
【@460】
コンピューティングにゲームは欠かせないという人もいるだろう。Appleの好調に伴って、ゲームメーカーもMacにもどってきている。
Los Angelesで行われているElectronic Entertainment Expo’99(E3)で、AppleはMadden NFL 2000、TRIBES II、Star Wars Episode I: Pod RacerなどのゲームがMac版、Windows版同時にリリースされたことを発表した。
ATIグラフィックアクセサレータ、OpenGLなどの技術によって、Mac用ゲームの開発が進んでいる。こういった動きが、たとえば、Sierra Studiosのアクションゲーム「Half-Life」のMac版のこの秋のリリースにつながったという。Sierra Studiosはまた、将来、ゲームソフトのMac/Windows版を同時にリリースしていくという。
E3ではこのほかにも数多くのMac用ゲームソフトが発表されるみこみ。
■ Press Release:Major Game Developers Back on Macintosh at E3