最新の記事もう少し古い記事 |この記事は、 2000 年 7 月の記事です
July #7

July 29th (Saturday)

Updated 13:52 p.m..

@235 : MacFixIt ||  さっそくAppleの新製品を手に入れたMacFixItの読者が、これまでと変わった点を報告している。

▼ iMac(Summer 2000)
* FAXstfのバージョンが6になった
* AOL 5が再び含まれている
* Mac OS ROMのバージョンは4.6.1
* FireWireのバージョンは2.5
* これまでPowerBook(FireWire)にのみ含まれていたApple Hardware Test 1.0 for the iMacが含まれている
* 旧iMac DVと比較すると、A Bug's Life のDVD、World Book CD、PageMill、KidPix Deluxeがなくなっている
* グラフィックカードはATI RAGE 128 4XLのはずだが、RAGE 128 Proが搭載されていたという

▼ Power Mac G4(Gigabit)
* デュアルプロセッサ版では、プロセッサは二基ともひとつのドーターカードにあり、ロジックボードに接続されている
* 内部のFireWireポートはなくなっている
* Apple Hardware Test CDが付属している


@228 : AppleInsider ||  AppleInsiderが「Midway」のコードネームを持つiBookの改良版について伝えている。

 このリビジョンではロジックボードが改良されるが、きょう体の形状やディスプレイの大きさは変わらない。新しいきょう体になるのは来年の4月以降だという。

 Midwayにはより優れたATI製グラフィックカードが搭載され、VRAMも現行の4MBかr8MBになる。Special Editionには、FireWireポートが1基搭載されるという。同じように、情報筋はハイエンドには4倍速のDVD-ROMが搭載されるとしている。

 システムバスは66Mhzのままで、プロセッサスピードも466Mhzは超えないという。情報筋によれば、ローエンドには引き続きCD-ROMが使われ、FireWireポートも搭載されない見込み。

 シリコンバレーの情報筋は、iBookの色合いに変更があるとしているが、詳細はわかっていない。

 Midwayは今後6週間のあいだに発表され9月末までには大量出荷されるという。ローエンドモデルの価格は“アグレッシブ”だという。

Updated 11:30 a.m..

@142 updated@150 : ZDNNMacNN ||  数々の訴訟を起こして自社のデザインを守ってきたAppleだが、今度は逆の立場に立たされるかもしれない。

 ZDNNによると、「Qube」という濃いブルーの7インチ四方の立方体の形をしたサーバー製品を開発している Cobalt Networks が、Appleが「Power Mac G4 Cube」で同社の商標を侵害していると主張した。

 98年から製造されているQubeはWebアプリケーションのホスティングを行うためのインターネットアプライアンスで、モニターやサウンドカード、キーボードもなく、操作はネットを通じた端末から行うようになっている。デスクトップパソコンであるPower Mac G4 Cubeとは用途が異なっているが、Cobalt Networks はサイズ、形、名前の類似性を問題にしている。

 Cobalt Networks のCEO Stephen DeWitt アムステルダムで行われたカンファレンスで、法的措置も検討していると述べた。DeWitt はZDNNに対しコメントをしなかったが、詳細は追って明らかになるとした。

 MacNNの情報筋によれば、Power Mac G4 Cubeの出荷時期が大きく遅らされているといい、Appleがこの問題を懸念している可能性もある。


July 28th (Friday)

Updated 17:33 p.m.

@375 : Macwelt ||  Macweltが、Mac OS 9の次期バージョンであるバージョン 9.5(Fortissimo)について詳しく伝えている。

 デベロッパーにリリースされているプレビューバージョンは、ぱっと見ではあまり大きく変わっていないようにもみえるが、OpenTransport 3.0とImage Capture 1.0という“完全なオーバーホール”と“全く新しいエレメント”が追加されている。

 OpenTransport 3.0は、TCP/IPでプリンタに接続してなおかつダイアルアップを利用しているようなユーザにとってうれしいアップデートだという。またデジタルカメラをUSBポートでハードドライブのようにマウントできるImage Capture 1.0はUSBポートを利用できるデジタル写真家にとって大きなアドバンテージとなる。これが対応するカメラのリストはまだ完成していないが、コントロールパネルに描かれているカメラがKodakのようだといい、Kodack DCモデルや、その他DICOMをベースにしているカメラなら対応できそうだ。

 また別の注目すべき機能としてFinderのメニューに「Window」が追加され、開いているフォルダが表示されるようになる。

 コントロールパネル類では、「サウンド」コントロールパネルのインターフェースがAppleらしいものになる。警告音、インプット、アウトプット、スピーカの各設定項目は、タブで表示される。また「インプット」のマイクロフォン及びその他の入力機器の設定には色で表されるレベルコントロールが追加された。また「一般設定」コントロールパネルのカーソルとメニューブリンクの設定は、スライドバーを使うようになった。

 開く/保存ダイアログでは、iDiskにアクセスできるようになった。

 そして、OpenTransport 3.0でAppleはネットワークの設定を簡単にしようとしている。これまではいくつかのコントロールパネルを渡り歩きながら設定する必要があったが、新しいMac OSでは、従来の「AppleTalk」「リモートアクセス」「TCP/IP」が統合され「Network Setup」という新しいコントロールパネルにまとめられた。

 「Connection」タブでは、AppleTalk、TCP/IP、LANのDNSサーバアドレスなど、すべてのアクティブなプロトコル、サービスを確認することができる。

 これまでの「リモートアクセス」にあった内容は「Dial-ups」にある。実際の中身はほとんど変わっていないが、アイドルタイムなどのオプションを、三角ボタンで表示することができるようになっている。

 そして3つめのタブ「Services」には、Mac OS 9からOSに埋め込まれ、外部からMacにアクセスするために必要なPPPサーバについての設定がおさめられている。

 一方で、ARAP(AppleTalk Remote Access Protocol)がなくなっている。

 OpenTransport 3.0でもっとも重要な変更点は、Servicesタブに隠されている「マルチリンク・マルチホーミング」だ。これを利用すると、EthernetでTCP/IPプリンタにプリントジョブを送りながら、インターネットへの接続を同時に行うことができるようになる。短くいえば、マルチホーミングはTCP/IPを“切るための許可”で、Macが複数のIPアドレスを持って他のマシンからの要求に適切に反応できるだけでなく、TCP/IPデータストリームを複数のポートに配信できるようになる。

 他にも、CarbonLib 1.1や、FireWire 2.6、USB Support 1.4.4、ColorSync 3.0.2、OpenGL 1.2、AppleScript 1.5.5、URL Access 2.1、File Security 2.1(128ビットのパスワードを使用)が搭載されるほか、LAN上でUSBプリンタを共有するためのUSB Printer Sharing 1.0がOSに標準で付属する。

 Macweltは、スクリーンショットも掲載している。

Updated 16:50 p.m.

@357 : ThinkSecret ||  情報筋によれば、月曜日にPower Mac G4 Cubeに関する2つの技術的公示(technical service bulletin)が出されたが、数時間後に削除されてしまったという。Think Secretによる。

 ひとつめの公示はCubeのオーディオの問題を説明するもので、ふたつめはCubeの起動に関する問題についてのものだったという。これらふたつの公示は、投稿されてからまもなく削除されたという。

 しかし木曜日になって、ふたつめの公示が書き換えられた形で再び投稿されたという。このドキュメントはCubeの起動音に関するもの。それによれば、Cubeは起動音が鳴るまでに5から7秒の遅れがある。これはCubeに内蔵スピーカがなく、起動音はUSBを経由して鳴ることによるもので、そのため起動音は電源が入ってUSBドライバが使用可能になってから鳴るようになっている。「これは正常」だという。またスピーカがUSBポートに接続されていない場合、起動音は鳴らず、電源ライトのみが頼りになる。

 なお、この内容はTIL#58682に説明されている。

 またこれに関連して情報筋は新iMacの内蔵モデムとUSBの問題を伝えているという。

Updated 8:30 a.m.

@009 : AppleInsider ||  AppleInsiderが、MACWORLD NYでのApple新製品リークをめぐるATIとAppleのいさかについて、Appleが当初エキスポ会場で配る予定だったリファレンスカードを示し、Appleが当初Apple StoreでRADEONをPower Mac用のオプションとして扱う予定でいたことを裏付けている。(昨日の記事も参照)また信頼できる業界筋によれば、Steve Jobsは基調講演の直前の火曜日に、AppleのOEMエンジニアリング担当ディレクターにRADEONの代わりに基調講演で紹介するため、他社のグラフィックカードを入手するよう命じたという。しかしこれは失敗に終わっている。


July 27th (Thursday)

Updated 16:05 p.m.

@324 : MacOS Rumors ||  Appleが先週Power Mac G4 Cubeを発表したとき、ふたつの新たな枠が製品マトリックスに追加された。ひとつはCubeだが、もうひとつはじれったがらすように空白だ。この空白を埋める新製品について、MOSRが伝えている。

 MOSRによれば、Cubeは明らかにビジネス市場をターゲットにしており(価格は比較的高いが、今後大きく下がっていくという)、Cubeのようにしゃれたデザインとミッドレンジクラスの性能をもつビジネスPowerBookに推測があつまっているという。

 このマシンは最高700MhzのPowerPC 750CXシリーズのG3プロセッサを搭載するという。また1024x768の14.1インチディスプレイ、それに「Pismo」クラムシェルきょう体が使われるという。これは超薄型(1インチ)で重さは4.5ポンドだという。

 またPowerBook G4も新しいきょう体が使われるが、これは現行モデルよりわずかに薄く、軽くなるだけで、Ultrathinほどビジュアル的な変更はないという。これには600Mhz以上のG4eプロセッサが搭載され、15.3インチの1280x1024ピクセルのディスプレイが使われるほか、133MhzのDouble Data Rate(DDR)SDRAMが採用される最初のポータブルになるという。

 価格については、現在のところ500Mhz 750CXが$1,899から、500Mhz G4eのPowerBook G4が$2,200と噂されている。発表時期については、PowerBook G4がMACWORLD SF、Ultrathinが3月または4月のApple Eventが予定されているという。

Updated 15:20 p.m.

@285 : MacCentralChannelLine ||  MacCentralによると、ATI Technologiesは、Steve Jobsの基調講演の2日前にAppleの新製品を示唆するプレスリリースを出したことについて「私たちの過失であり、責任は私たちにある」とした。

 ATIのスポークスマン Brian Chadderton が述べたもの。ChannelLineもATIがAppleに謝罪したと伝えている。

 ATIは基調講演の2日前に出された、BusinessWireがまとめた出展社からのプレスリリースの中で、RAGE PRO 4XLが搭載されるiMacと、RAGE 128 PRO、RADEONが搭載されるPower Macが発表されるとした。

 Chadderton は、AppleとATIが現在両社の今後の協力関係について議論していると述べた。ATIは1996年からAppleにグラフィックカードを供給している。

 Chadderton によれば、両者の関係が修復され、RADEONチップが将来Macintoshに搭載されるよう、ATIは希望に満ちているという。しかし Chadderton はAppleとの議論の詳細や問題を解決するためになされていることについて明らかにしなかった。

 情報筋はMacCentralに対し、AppleはRADEONを基調講演でデモし、またAppleブースでは全てのMacintoshにRADEONを搭載して展示する予定だったという。しかしJobsの指示によってAppleブースのMacintoshからRADEONが取り除かれ、基調講演からATIに関する内容やデモが削除されたという。

 しかしChannelLineの中で Chadderton は、「Appleが会社として、もっともなことだが、激怒した」ことをATIは知っているとしながらも、こうした噂を否定している。

Updated 14:05 p.m.

@235 : ZDNN ||  ZDNNによれば、Appleは「Rosetta Stone」のコードネームを持つ現在手書き認識ソフトウェア「InkWell」を開発しているという。

 情報筋によれば、Newton用に開発したものがベースになっているというInkWellは、ユーザの手書き文字を認識するほかに、ファイル操作やWeb閲覧など多岐にわたる操作を実行することができるという。InkWellはMac OS X とともにリリースされるほか、Mac OS 9用のバージョンも提供されるかもしれないという。

 またAppleは、Wacomの圧力感知入力デバイスとの互換性を保つため、同社と緊密に作業しているという。加えて、情報筋によれば、AppleはMercuryことPowerBook G4にペン入力サポート機能を追加することも検討しているという。

 Appleの計画に詳しいある情報筋は「キーボードの必要性をなくすようなものだ」と語っている。

 InkWellはコントロールパネルやライブラリなどからなるコンパクトなソフトウェアで、Wacomのペンについている「消しゴム」にも対応するという。

 AppleのPlainTalkやIBMのViaVoiceのように、InkWelでは、手書き文字がテキストにコンバートされるノートパッドのようなインターフェース「InkPad」と、ツールバーである「InkBar」が画面にフローティングウィンドウとして表示される。InkBarでは、認識機能のオン/オフや、モデファイキーのスタイラスのボタンへの割り当て(あるいはInkBarにあるボタンそのものをモデファイキーとして使う)などが行える。

 これにより、スタイラスのcommandボタンを押しながら「N」を書くことで新規フォルダを作成することができたり、またあるいはInkBarのcommandボタンを押して「Q」を書くことアプリケーションを終了したりできる。

 また3つのパネルからなるコントロールパネルでは、感知度や認識が始まるまでの遅れなどを設定できる。またスペースやリターン、タブ、カット、コピー、ペーストなどを実行するための「ジェスチャー」(記号)も設定できる。InkWellが正しく認識できない語を登録することもできる。

 あるベータテスターは、認識は驚くほど正確だと語っている。



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